二点透視図で空間が歪む原因とは?プロが明かす消失点配置の極意

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二点透視を描く初心者が最も陥りやすい落とし穴は、キャンバスの枠内に無理やり2つの消失点を押し込めてしまうことだ。画角(視野角)が90度以上になるような極端なパース設定を行うと、空間の中央が手前に突き出し、両端が急激に引き伸ばされたような魚眼風の激しい歪みが生じる。

ここで決定的な役割を果たすのが「アイレベル」だ。アイレベルとは観察者の目の高さ、すなわちカメラの設置位置を指す。水平線と同じ高さに設定されるこの基準線が少しでも傾いたり、被写体の高さとの関係が狂ったりすると、立っている人物と床の接地感が一瞬で崩壊する。プロの現場では、まず画面外にどれだけ広大な仮想空間を想定できるかが勝負の分かれ目となる。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。