耳の小さな穴「先天性耳瘻孔」の臭いと腫れ|手術費用や治療法を解説

耳の小さな穴「先天性耳瘻孔」の臭いと腫れ|手術費用や治療法を解説に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。

先天性耳瘻孔の穴の中は、通常の皮膚と同じ構造(重層扁平上皮)で覆われています。そのため、外側の皮膚と同じように日々皮脂や角質(垢)が分泌されます。しかし、袋の出口が非常に狭いため、分泌物が外部へ自然排出されず、トンネルの奥に徐々に蓄積していきます。

穴の周辺を圧迫した際に出てくる「白くドロッとしたペースト状のカス」や「ツンとしたチーズのような悪臭」は、溜まった皮脂や角質が皮膚の常在菌によって分解・酸化されたものです。この段階ではまだ炎症を起こしていないこともありますが、管の中は細菌が繁殖しやすい温床となっています。

指で無理に押し出そうとしたり、爪楊枝や綿棒で突いたりすると、瘻管の内壁が傷つき、黄色ブドウ球菌などの細菌が侵入して急性耳瘻孔炎を引き起こします。感染が成立すると以下のような典型的な症状が急速に進行します。

・耳の周囲が赤くパンパンに腫れ上がる
・ズキズキとした拍動性の強い痛みが続く
・瘻孔の開口部や周囲の皮膚から黄色い膿(うみ)が噴出する
・患部に熱感を持ち、顔の半分やリンパ節まで腫れが広がる

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。