冠動脈とは?命を支える3本の構造と心筋梗塞を防ぐ前兆・最新治療
胸の違和感を覚えた際、医療機関でどのような検査が行われ、どれほどの費用と身体的負担が生じるのかは受診を迷う大きな要因です。現在、外来で身体への負担が少なく精度の高い検査として普及しているのが「マルチスライス冠動脈CT検査」です。
CT検査では、血管の狭窄度合いだけでなく、動脈硬化の進展度を示す「石灰化スコア(アガットソンスコア)」を数値化できます。石灰化スコアが0点であれば心血管疾患のリスクは極めて低く、400点を超える場合は自覚症状がなくても高度な冠動脈狭窄が疑われ、早期の精密検査が求められます。
確定診断や治療方針決定のために行われる各種検査の特徴、費用相場(健康保険3割負担適用時)、入院期間の比較データをまとめました。
臨床現場のカルテや患者の手記では、「胃痛だと思って胃カメラを受けたが異常がなく、循環器内科で冠動脈CTを受けたら左前下行枝が90%狭窄していた」という証言が珍しくありません。胸部以外の違和感であっても、危険因子を持つ人はCT検査などの客観的画像診断を躊躇なく受けるべきです。