てんさい糖は体に悪い?農薬や遺伝子組み換えの噂とデメリットの真実
毎日の料理にどの砂糖を使うべきか迷う方も多いはずです。ここでは、一般家庭でよく使われる「白砂糖(上白糖)」「きび砂糖」「てんさい糖」の3種類を比較し、身体への影響や血糖値の変動について整理します。
白砂糖はサトウキビや甜菜から不純物を極限まで取り除いたショ糖結晶であり、ショ糖純度は約99%に達します。吸収が非常に速いため、食後の血糖値が急激に跳ね上がる「血糖値スパイク」を引き起こしやすいのが特徴です。一方、てんさい糖のGI値(食後血糖値の上昇度を示す指標)は約65前後と中GIに分類され、白砂糖(GI値約100)と比較して血糖値の上昇が穏やかです。
「てんさい糖ときび砂糖のどっちが良いのか」という疑問も頻繁に寄せられます。両者の決定的な違いは「原料の産地と含有成分」にあります。サトウキビを原料とするきび砂糖は沖縄や鹿児島などの温暖な地域で生産され、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどの微量ミネラルを豊富に残したコクのある甘みが魅力です。一方、てんさい糖は寒冷地の北海道で育つため、ミネラルに加えて腸内環境を整える天然オリゴ糖を含有している点が大きな強みです。
薬膳や東洋医学の観点では、南国育ちのサトウキビ由来の砂糖は「身体を冷やす性質」を持ち、寒冷地で地中に深く根を張るてんさい由来の砂糖は「身体を温める性質」を持つと分類されます。冷え性に悩む方や腸活を意識したい方にはてんさい糖、料理にしっかりとしたコクと照りを出したい場合にはきび砂糖といった使い分けが理想的です。