せんちゅうパル建て替えの真相は?千里中央再開発と現在の姿を徹底解剖
単独での閉館・建て替えこそ否定されたものの、せんちゅうパルを取り巻く外部環境は長期的な大変革の波にさらされています。契機となったのは、2026年春に開業した北大阪急行の箕面萱野駅までの延伸です。長年「始発駅」として君臨してきた千里中央駅は中間駅となり、単なる通過点化を防ぐための都市機能更新が急務となりました。
豊中市が策定を進める「千里中央地区活性化基本計画」では、駅東側のセルシー跡地および千里阪急を含む街区を一体化し、民間活力を導入した大規模な豊中市千里中央複合施設の建設が青写真として描かれています。官民連携による新たなホールや図書館などの文化・公共機能、高度な商業フロア、そしてタワーマンションなどの複合整備を想定した千里中央駅再開発計画です。
この巨大プロジェクトの中で、中央を貫く「せんちゅうパル再開発」がどの段階で連動するかは極めて重要な論点です。パルは区分所有や多数の権利者が複雑に絡み合う構造物であるため、単一デベロッパーの意向だけで一挙に解体することは現実的ではありません。当面の間は既存棟の設備更新や個別リニューアルを重ねながら日常の利便性を担保し、隣接する新街区の工事が具体化するフェーズに合わせて段階的な接続・刷新を模索するというのが、都市計画関係者の共通した見方です。