品川〜名古屋40分!リニアが変える圧倒的移動革命と最新動向
プロジェクト全体の最大のボトルネックとなってきたのが、南アルプストンネルの静岡工区をめぐる水資源および生態系保全の問題だ。前静岡県知事の川勝平太氏による強い懸念示明を受け、着工が長期にわたり停滞していた経緯がある。しかし、知事交代を経て、地域社会との対話と科学的データに基づく検証のフェーズは新たな展開を迎えている。
事業主体である東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の丹羽俊介社長は、対話重視の姿勢を明確に打ち出し、地元への丁寧な説明と補償措置、水質・水量のモニタリング体制を強化している。また、管轄省庁である国土交通省の有識者会議も技術的助言を継続しており、環境保全とプロジェクト推進の両立を目指した合意形成が着実に進められている。