子どもの才能を開花させる「ワークショップ」最前線:後悔しない選び方と非認知能力を伸ばす体験デザイン
従来の習い事やワークショップは、決められた手順に従って作品を完成させることが主目的でした。しかし現在のワークショップは大きく変化しています。重要なのは「正解のない問い」に立ち向かうプロセスの体験です。
「非認知能力」を育む絶好のフィールド
テストの点数で測れる「認知能力」に対し、粘り強さ、他者とのコミュニケーション能力、自己コントロール力などは「非認知能力」と呼ばれます。OECD(経済協力開発機構)の研究でも、この非認知能力こそが将来の幸福感や社会的成功に直結することが示されています。
ワークショップの現場では、予期せぬ失敗が発生します。粘土が崩れる、ロボットが動かない、塗料が混ざりすぎて濁ってしまう。こうしたトラブルに直面した際、子ども自身が「どうすればうまくいくか」を考え抜くプロセスこそが、非認知能力を強力に鍛え上げます。
新学習指導要領と「探究型学習」の波
学校教育現場でも「主体的・対話的で深い学び」が重視されるようになりました。2020年度から順次導入された新学習指導要領により、自ら課題を見つけ出し、仮説を立てて検証する「探究型学習」が教育の根幹に据えられています。
民間やNPO、企業が主導する子供向けワークショップは、学校の授業の枠組みを超えた先進的な探究学習の場です。最先端のテクノロジーやプロのクリエイターの手法に触れることで、教科書の中の知識が生き生きとしたリアリティを持って子どもの頭の中に立ち現れます。