【2026年特報】都市の真ん中に現れた「熱帯の静寂」──なぜ今、空前の爬虫類ブームが人々を狂惑させるのか
だが、光が強くなれば影も濃くなる。市場規模の拡大に伴い、一部の希少種にはオークションで数百万円もの高値がつく事例が相次いでいる。この経済的インセンティブが、東南アジアや南米からの違法な密輸ルートをいまだに引き寄せている現実は否定できない。
「見た目の珍しさやステータス性だけで購入し、最終的に飼育しきれなくなるケースもゼロではない」と、野生動物の保護団体関係者は警鐘を鳴らす。2026年現在、マイクロチップ装着の義務化やトレーサビリティシステムの導入が進む一方で、違法取引の手段はダークウェブや暗号資産を用いた取引へと巧妙化している。生き物を愛する情熱が、生態系を破壊する刃にならないためのモラルと法整備のイタチごっこは今も続いている。