生と死が交差する濃密な芸術世界!豊島横尾館の魅力を完全解剖
この場所の骨組みとなっているのは、築数十年の民家だ。日本の伝統的な家屋構造を活かした古民家再生のプロジェクトとして整備が進められた。「母屋」「倉」「納屋」という既存の建物を巧みに再編成し、それぞれの建物に異なる緊張感を持たせている。
敷地内に一歩足を踏み入れると、横尾忠則が長年探求してきた「生と死」という二項対立のテーマが強烈なビジュアルとなって迫る。色鮮やかなモザイクタイルの池、極彩色の丸石が敷き詰められた庭園、そして静かに直立する巨大なタワー。過去の記憶を宿す柱や梁と、ポップで劇的な現代アートの交差点。古い建物が持っていた時間が、新たな芸術の手によって劇的に再生されている。