なぜゴールは消えた?オフサイドの盲点と劇的ルール改定案の真相

なぜゴールは消えた?オフサイドの盲点と劇的ルール改定案の真相について知っておくべき 注意点を分かりやすく解説いたします。

オフサイドの基本概念は「待ち伏せの防止」にある。だが、公益財団法人日本サッカー協会 (JFA) が公開している最新のサッカー競技規則 (Laws of the Game) を紐解くと、その実態ははるかに精緻だ。反則が成立するには、味方がボールを蹴った瞬間に、攻撃側選手が相手陣内で「ボールおよび後方から2人目の相手競技者(通常はGKを除く最終DF)」よりもゴールラインに近い位置にいる必要がある。

ここで見落としてはならないのが、「身体のどの部位が基準になるか」という点だ。手や腕は対象外であり、ゴールを決めることが認められている部位――頭、胴体、脚のいずれかがラインを越えているかが問われる。袖の境界線(Tシャツの脇の下のライン)より上が腕とみなされる現行規定は、ピッチ上の攻防を極限までシビアなものに変貌させた。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。