栗原はるみの絶品アップルパイ|失敗ゼロの黄金比と焼き時間の秘密
栗原はるみ氏のアイデアの真骨頂といえるのが、大型オーブンを持たない家庭や手軽に楽しみたい人向けに考案されたフライパンで作るアップルパイおよびタルトタタン風の簡単レシピです。
フライパンアプローチでは、フッ素樹脂加工のフライパンに砂糖とバターを直接熱してキャラメル色になるまで煮詰めます。そこへくし形に切ったりんごを隙間なく並べ、弱火でじっくり蒸し焼きにして果肉を柔らかくキャラメリゼします。その上から丸く伸ばした冷凍パイシートを被せ、蓋をしてパイを蒸し焼きにした後、オーブントースターや魚焼きグリルへ移して表面をパリッと焼き上げる、もしくはそのまま裏返して皿に盛るという極めて合理的かつ無駄のない手順が取られます。
さらに、濃厚な味わいを楽しみたいファンから支持されているのが、カスタードクリームを敷き詰めたアレンジパイです。自家製の滑らかなカスタードをパイ底に薄く塗り、その上にりんご煮を並べることで、りんごの酸味とカスタードの乳脂肪分が舌の上で溶け合います。このカスタードはパイ生地への水分ブロック膜としての物理的役割も果たすため、時間が経っても底が湿りにくいという実用上の大きなメリットを兼ね備えています。