ボーカロイドとは何か?初音ミクとの違い・仕組みから歴史まで徹底解説
Q1:初音ミクとボーカロイドは同じものですか?何が違うのですか?
A1:同じではありません。「VOCALOID」はヤマハが開発した歌声合成エンジン・プラットフォームの名称であり、「初音ミク」はその技術を採用してクリプトン・フューチャー・メディアが制作した音声ライブラリ(ボイスバンク)およびそのキャラクター名です。家庭用ゲーム機(VOCALOID)とゲームソフト(初音ミク)の関係に例えられます。
Q2:自分でボカロ曲を作るには何が必要で、いくら費用がかかりますか?
A2:パソコン(WindowsまたはMac)、音楽制作ソフト(DAW)、歌声合成エディター、そして歌声ライブラリが必要です。近年はエディターとボイスバンクがセットになったスターターキットが約2万円〜3万円前後で販売されています。DAWに無料版(GarageBandやStudio One Primeなど)を活用すれば、初期費用3万円前後から本格的な楽曲制作を開始できます。
Q3:Synthesizer VやUTAU、CeVIOもボーカロイドと呼んでいいのですか?
A3:厳密な技術・法義上は「ボーカロイド」ではありません。「VOCALOID」はヤマハの登録商標であり、Synthesizer V(Dreamtonics社)やCeVIO(CeVIOプロジェクト)、UTAU(飴屋/菖蒲氏開発のフリーウェア)は全く別の独立した歌声合成ソフトウェアです。ただし、ネットの音楽ジャンル名や文化的な呼称(広義のボカロ)としては、これら合成音声を用いた楽曲全体を「ボカロ曲」と総称する慣習が一般に定着しています。
Q4:ボカロ曲がこれほど世の中にヒット曲を生み出し続ける理由は何ですか?
A4:参入障壁の低さと、二次創作を許容するオープンな文化にあります。レコード会社の審査やメジャー流通を通さず、誰でもネット上に楽曲を発表できるため、型破りで独創的な才能が無数に流入します。さらに、その楽曲を題材にイラストレーター、アニメーター、踊り手、歌い手といった多様なクリエイターが作品を再解釈・拡散する連鎖構造が成立していることが最大の要因です。