生殺与奪の権を他人に握らせるなの真意|冨岡義勇が放った言葉の教訓

生殺与奪の権を他人に握らせるなの真意|冨岡義勇が放った言葉の教訓を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

この台詞が放たれた背景には、極限状態における少年と剣士の緊迫した心理戦がありました。家族を惨殺され、唯一生き残ったものの鬼へと変貌してしまった妹・禰豆子。炭治郎は重傷の妹を背負って雪山を彷徨うなか、鬼を討伐しに現れた鬼殺隊の最高位剣士・冨岡義勇と遭遇します。

義勇に圧倒的な武力で禰豆子を取り押さえられた炭治郎は、地面に額を擦り付け、涙を流しながら「妹を殺さないでください、どうかお願いします」と命乞いをしました。その瞬間、義勇の怒りが爆発します。少年漫画の第1話としては異例の長文かつ峻厳な説教が展開されました。

原作第1話「残酷」およびアニメ第1話で義勇が発したセリフの全文は以下の通りです。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!! 惨めったらしく蹲るのはやめろ!! そんなことが通用するなら お前の家族は殺されていない!! 奪うか奪われるかの時に 主導権を握れない弱者が 妹を治す!? 仇を見つける!? 笑止千万!! 弱者には何の権利も選択肢もない 悉く力で強者にねじ伏せられるのみ!! 妹を治す方法は 鬼なら知っているかもしれない だが 鬼共がお前の意志や願いを尊重してくれると思うなよ 当然 俺もお前を尊重しない それが現実だ なのになぜさっき お前は妹の上に覆いかぶさった? あれで守ったつもりか!? なぜ斧を振らなかった? なぜ背中を向けた!? そのしくじりで妹を奪われている!! お前ごと妹を串刺しにしてもよかったんだぞ!!」

一言一句に無駄がなく、炭治郎が抱いていた「情けへの甘え」を冷徹な論理で粉砕する言葉の刃でした。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。