鳴門高校が甲子園で勝てる理由とは?公立の雄が巻き起こす渦潮旋風
公立校でありながら、トッププロをコンスタントに輩出している点も鳴門高校の大きな強みです。鳴門高校出身プロ野球選手の系譜には、球界を代表する実力派投手が名を連ねています。
過去には、代名詞である切れ味鋭いシンカーを武器に西武ライオンズの黄金期を支えた潮崎哲也氏や、ヤクルトスワローズで強打の捕手・外野手として活躍した秦真司氏といった球界のレジェンドを輩出しました。
近年では、2012年・2013年と甲子園のマウンドで躍動し、美しい投球フォームで話題を集めた板東湧梧投手(鳴門高→JR東日本→福岡ソフトバンクホークス)がプロ入りし、先発・救援のマルチな役割で一軍に定着。さらに2014年夏の大阪桐蔭戦で脚光を浴びたサウスポー・河野竜生投手(鳴門高→JFE西日本→北海道日本ハムファイターズドラフト1位)は、卓越した制球力とキレのあるストレートを武器に、パ・リーグを代表するセットアッパーへと成長を遂げました。
さらに、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスを経て韓国プロ野球(KBO)のSSGランダースや斗山ベアーズでアジアを舞台に旋風を巻き起こした白川恵翔投手も鳴門高校の出身です。彼らに共通しているのは、「自らの強みを正確に把握し、厳しい場面でも動じないゲームメイク能力」です。鳴門高校で培われた自立的な野球観が、上のステージでも通用する強固な土台となっています。