「みんなも作ってアラモード」なぜ再流行?元ネタの真相と失敗ゼロ再現術

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SNSのコメント欄で「懐かしすぎる」「耳から離れない」と大反響を呼んでいる「みんなも作ってアラモード」というフレーズ。その発祥は、東映アニメーション制作で2017年2月から2018年1月にかけて放送されたテレビアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』です。毎話の本編終了直前、番組内のミニコーナーとして挿入されていた実写パート「レッツ・ラ・クッキング」において、案内役が視聴者へ語りかける決め台詞として定着しました。

東映アニメーションや放送局のアーカイブ資料によると、同作は「スイーツ×アニマル」をメインモチーフに据えた意欲作でした。従来のアクション中心の演出に加え、主人公たちが想いを込めてお菓子を作るプロセスを丁寧に描写。その熱量を現実世界へと橋渡ししたのが、作中に登場するスイーツを実際に手作りする実写クッキングコーナーでした。歴代のプリキュアシリーズを振り返っても、毎話実写の調理プロセスを組み込み、決め台詞で視聴者の調理欲をダイレクトに刺激した構成は極めてユニークな試みでした。

では、なぜ放映から年月が経過した2026年の今、再びこの言葉がトレンドの上位へ浮上しているのか。最大の要因は「タイムカプセル消費」とも呼ぶべきZ世代のノスタルジーです。当時5〜8歳前後でリアルタイムに番組を観ていた子どもたちが高校生や大学生となり、TikTokやYouTubeショートといったプラットフォームで「あの頃の記憶」を自発的に再発信し始めました。当時憧れていたアニマルスイーツを、成長した今の技術とお小遣いで作ってみせる動画が同世代の強い共感を呼び、累計再生回数が数千万回規模に達するリバイバル現象を引き起こしています。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。