内輪差とは?巻き込み事故のメカニズムと左折でぶつけない運転の極意

内輪差とは?巻き込み事故のメカニズムと左折でぶつけない運転の極意の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

Q1:普通乗用車を運転している場合、内輪差は何センチ程度を見込んでおくべきですか?
A1:一般的なコンパクトカーやセダンで約60cm〜80cm、近年の人気車である3列シート大型ミニバンやフルサイズSUVでは約90cm〜1.1mの内輪差が発生します。曲がり角にある縁石やガードレールから最低でも1メートル以上の側方間隔を確保して旋回を開始するのが安全の目安となります。

Q2:内輪差だけでなく、バックする際に注意すべき「外輪差」とは何ですか?
A2:外輪差とは、旋回時に前輪が後輪よりも外側を通る現象です。後退(バック)しながらハンドルを切ると、前輪の外側が進行方向と逆の外側へ大きく張り出します。駐車場でバック駐車する際、隣の車や柱に車の前角(フロントバンパーの角)をぶつけてしまう事故のほぼすべてが、この外輪差の確認不足によるものです。

Q3:大型トラックの左折時に近づいてはいけない理由は何ですか?
A3:大型車の内輪差は約2メートルに達し、前輪が車線に沿って曲がっていても、後輪は歩道ギリギリや隣の車線へ大きく切れ込んできます。さらにトラックのキャビン下部や左側方はドライバーから完全に見えない巨大な死角となっています。交差点で大型車の左側や後輪付近に並びかける行為は、自ら逃げ場のない空間へ飛び込む極めて危険な行為です。

Q4:教習所のクランクやS字で絶対に脱輪しないための秘訣はありますか?
A4:秘訣は「進入時の位置取り」と「ハンドルの切り始めをギリギリまで我慢すること」の2点です。曲がりたい方向と反対側の外側へ車体をしっかり寄せて進入し、運転席が曲がり角の頂点を過ぎるまで直進を維持してください。角を凝視せず、車輪が角を抜けるイメージを持ちながら一定の速度(クリープ現象を活用した最徐行)で回すことが成功の鍵です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。