Ds神ゲー決定版!色褪せない名作Rpgとプレミア高騰の真相

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子供向けソフトが並ぶ売り場の片隅で、濃密なストーリーと前代未聞のシステムで熱狂的ファンを生み出したDSの隠れた名作群も見逃せません。

『すばらしきこのせかい』が切り拓いた2画面アクションの狂気

スクウェア・エニックスが放った異色作『すばらしきこのせかい』に対するネットの反応を追うと、「最初は操作が難しすぎてパニックになるが、慣れると脳内麻薬が出る」という声が圧倒的多数を占めます。上画面では十字キーで仲間を操作し、下画面ではタッチペンで主人公ネクのスラッシュやタップ操作を同時に行うという、人間の処理限界を試すような戦闘システムを採用しました。渋谷のユースカルチャーを凝縮した先鋭的なBGMとスタイリッシュなグラフィックは、今プレイしても一切の古さを感じさせません。

『ゴーストトリック』と『9時間9人9の扉』が魅せる大人向けシナリオの真髄

近年、DS名作ソフトの大人向けサスペンスとして再評価の筆頭に挙げられるのが『ゴーストトリック』と『極限脱出 9時間9人9の扉』です。

カプコンの巧舟氏が手掛けた『ゴーストトリック』において、名作の真相とされるのは、主人公の死から始まる一夜のサスペンスと、見事に張り巡らされた伏線の完全回収です。モノに取り憑いて操る「トリツク」と「アヤツル」のアクションパズルが、キャラクターの滑らかなアニメーションと融合し、ラストシーンのカタルシスは言葉を失うほどの衝撃をもたらします。

一方、打越鋼太郎氏がシナリオを担当した『極限脱出 9時間9人9の扉』の評価は、「携帯機の構造的ギミックを利用した最高峰のミステリー」という点に集約されます。沈没しかけた豪華客船に閉じ込められた9人のデスゲームを描いた本作は、PCや家庭用据え置き機へのリマスター版も発売されましたが、多くのファンが「初見は絶対にDS実機で遊ぶべき」と口を揃えます。なぜなら、上画面と下画面の表示そのものが、物語の根底を覆す巨大なトリックとして機能しているからです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。