【緊急警戒】台風15号が「急発達」で日本直撃へ 異例の鈍足と線状降水帯が生む過去最大級の猛威
今回の台風における最大の脅威は、その進行速度の遅さだ。通常、秋の台風は上空の強い偏西風に乗って一気に北上し、通過後は急速に天候が回復する。しかし今回は太平洋高気圧のバリアに阻まれ、移動速度が極端に落ちている。
この停滞がもたらすのは「終わらない大雨」だ。暖かく湿った空気が同じ地域に流れ込み続けることで、大気が極めて不安定化。気象庁の最新シミュレーションによれば、一部の地域では総雨量が平年の1ヶ月分をはるかに超える800ミリ以上に達する恐れがある。土壌の水分含有量はすでに限界近くまで達しており、山沿いや傾斜地における大規模な土砂災害への危険度が跳ね上がっている。