花粉症で熱が出るのはなぜ?微熱の正体と風邪の見分け方を徹底解説
インターネット上の掲示板やSNSでは、「花粉症の微熱にはロキソニンやイブなどの解熱鎮痛薬を飲めば良い」という誤った情報が散見されます。しかし、花粉症の発熱時に解熱剤を服用することには注意が必要です。
一般的な解熱鎮痛薬(NSAIDs)は、風邪などの急性炎症による体温上昇を一時的に下げる効果はあるものの、花粉症の根本原因であるヒスタミンやロイコトリエンの過剰放出を抑える作用はありません。熱っぽさをごまかすために解熱剤を連用すると、胃腸障害などの副作用リスクが高まるだけでなく、アスピリン喘息を基礎疾患に持つ患者では重篤な発作を誘発する恐れがあります。熱感の緩和には、第二世代抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬、局所ステロイド点鼻薬によるアレルギー反応そのものの抑制が最優先です。
また、子供の花粉症における熱と鼻水にも細心の観察が求められます。小児は鼻腔や耳管が短く水平に近いため、花粉症による鼻づまりを放置すると、急性副鼻腔炎だけでなく「急性中耳炎」を極めて併発しやすい特徴があります。子供が「耳を痛がる」「急に38℃以上の熱を出した」「機嫌が悪く耳に手を当てている」といった様子を見せた場合は、単なる花粉症と軽視せず、即座に医師の診察を受けてください。