小雪の現在2026|松山ケンイチとの二拠点生活の真相と家族のリアル

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夫妻がなぜ東京の利便性を手放し、あえて手間のかかる田舎暮らしを選んだのか。その根本的な理由は、「生きる力」を自らの手で取り戻し、子供たちに「命の循環」を肌で教えたいという強い教育哲学にあります。

食料品店に行けばプラスチックトレーに綺麗に並べられた肉や野菜が手に入る現代において、その命がどこから来てどう処理されているのかを見えなくしてしまうことへの強い違和感がありました。北日本の拠点では、広大な畑で無農薬の野菜を自ら栽培し、収穫の喜びと冷害の厳しさを体感しています。

さらに注目すべきは、松山ケンイチが狩猟免許を取得し、害獣として駆除された鹿などの解体に夫妻で関わっている事実です。単に命を奪うのではなく、その肉を家族の滋養としていただき、残った皮は松山自身が立ち上げたアップサイクルブランド「momiji(モミジ)」を通じてレザー製品や工芸品へと生まれ変わらせています。「生き物を無駄に消費しない」という哲学を日々の営みとして実践する姿は、生半可なスローライフ志向とは一線を画しています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。