鳥の足が逆に曲がる謎を解明!実は膝ではなく踵だった驚きの進化と構造

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木の上で眠っている小鳥が、夜間の強風に煽られても枝から落ちない現象には、筋肉の力に頼らない力学的なカラクリが存在します。それが「屈筋腱(くっきんけん)の自動緊張・ロック機構」です。

鳥が止まり木に降り立ち、自分の体重で膝や足首の関節を曲げると、足の後ろ側を通っている屈筋腱が物理的に引っ張られます。この腱の張力によって、足の指が内側へ自動的に強く握り込まれる構造になっています。さらに腱の表面には細かい凹凸や突起が存在し、腱鞘(けんしょう)と呼ばれる腱を包む組織と噛み合うことで、まるで結束バンドのように指が固定されます。

この仕組みの最大の特徴は、「力を入れて枝を掴んでいるのではなく、力を抜いてしゃがむほど強く固定される」という点です。鳥は筋肉を使って力む必要が一切ないため、エネルギー消費ゼロの完全脱力状態で深い眠りにつくことができます。飛び立つときは立ち上がって関節を伸ばすだけで、腱のテンションが解放されて指が自然に開きます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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