木に描くアクリル絵の具の極意!プロ直伝の下地処理とニス密着術
木に描く文化の原点には、ヨーロッパからアメリカ開拓時代を経て日本でもブームを巻き起こしたトールペイントの伝統がある。丸筆や平筆の先を使って花々や唐草模様を描き出すストローク技術は、現在のアクリルペイントでも基礎として息づいている。
しかし、近年の表現は伝統の枠を軽々と飛び越えた。木材の導管にクリアカラーのアクリル絵の具を染み込ませ、木目を鮮烈なブルーやエメラルドグリーンに染め上げるステイン風の技法。あるいは、マスキングテープを多用してハードエッジな幾何学模様を構築するストリートアートの文脈。木という有機的なベースの上に、あえて無機質なデジタルグラフィックを投影するようなハイブリッドな作品群が次々と誕生している。