炭酸水素ナトリウム熱分解の化学反応式と実験注意点!覚え方まで徹底解説
炭酸水素ナトリウムの熱分解実験は、理科の記述問題における「定番の宝庫」です。特に実験器具のセット方法と加熱終了時の手順には、ガラス器具の破損や火傷といった事故を防ぐための明確な安全基準が存在します。
まず、炭酸水素ナトリウムを入れた試験管の口を底よりもわずかに下げるように傾けて固定します。加熱によって発生した水が水滴となって試験管の口付近にたまりますが、もし口が上がっていると、この水が熱せられた加熱部分へと逆流してしまいます。熱いガラスに冷たい液体が触れると急激な温度差によって試験管が割れる恐れがあるため、液体が自然と口の方へ流れるように傾斜をつける必要があります。
次に極めて重要なのが、加熱をやめるときの操作順序です。ガスバーナーの火を消す前に、必ず水槽や石灰水の中からガラス管の先を外へ出しておく必要があります。火を先に消してしまうと、試験管内の空気が冷えて収縮し、内部の気圧が急激に下がります。その結果、外の液体が吸い上げられて試験管内に逆流し、高熱のガラスが破損する重大な事故につながるからです。