2026年のリアル:「お互いの全予定が丸見え」なパートナーたち――デジタル共有が変えるカップルの距離感と新たな摩擦
一方で、あらゆる行動が可視化されることによる弊害も無視できない。すべてが見えるからこそ、生じる軋轢がある。
「カレンダー上は空いているはずなのに、なぜ会ってくれないのか」「自分の知らない飲み会の予定が突然入っているのはなぜか」。可視化されたデータは、時として相手を詰問するための口実へと化ける。本来ならスルーできたはずの些細な動向が、明確な数値やテキストとして突きつけられることで、新たなストレスの種になるのだ。
「ひとりになりたい時間」や「何もしたくない時間」をスケジュール上にどう表現するかという問題も浮上している。予定が入っていない=付き合える時間、と解釈されてしまうことで、息苦しさを感じる人も少なくない。