熱海Moa美術館なぜ人気?国宝と万華鏡、気になる噂の真相を徹底解剖
来館者がまず驚嘆するのが、エントランスから本館へと続く壮大なアプローチです。山の傾斜に沿ってトンネル状に掘り抜かれた空間には、合計7基、高低差約60メートル・総延長約200メートルに及ぶ長大なエスカレーターが配されています。外光を遮断した近未来的なトンネルは、天井や壁面の間接照明が刻一刻と色彩を変え、まるで地下深奥の秘密施設や異次元空間へと潜り込んでいくかのような高揚感をもたらします。
このエスカレーターの上昇途中に突如現れるのが、直径約20メートルに及ぶ巨大なドーム構造の「円形ホール」です。天井いっぱいに投影されるのは、万華鏡作家の依田満・百合子夫妻による日本最大級の万華鏡プロジェクションマッピングです。作曲家・松本俊夫氏の重厚な電子音楽が反響するなか、幾何学模様の光がゆったりと、しかし一瞬たりとも同じ形にとどまることなく変化し続けます。
展示室に入る前の段階で鑑賞者の日常感覚をリセットし、美を受け入れる精神状態へと整える仕掛けは見事というほかありません。SNS上でも「万華鏡の美しさに心を奪われ、この空間だけで数十分過ごしてしまった」「写真や動画で見る以上のスケール感」と絶賛されており、MOA美術館の見どころとして不動の象徴となっています。