六代目山口組・司忍の現在と真実|84歳を迎えた首領の歩みと組織の今
2015年8月に起きた山口組の分裂劇は、日本の組織犯罪史における最大の事件の一つです。長年関西を本拠としてきた山口組において、中京地区の弘道会出身者がトップと若頭を独占したことが直接的な発端となりました。
離脱派(後の神戸山口組)が主張したのは、主に以下の3点でした。
- 上納金負担の不均衡:毎月直参組長に課される上納金や贈答品費用の高騰。
- 弘道会偏重の人事:重要ポストや利権が名古屋系列に集中する人事構造。
- 厳格すぎる統制:通信機器の使用制限や細かな組織ルールの義務付けによる閉塞感。
しかし、分裂から年月を経た現在、警察の特定抗争指定による資金源の断絶と幹部摘発が重なり、離脱側組織からは再度の分裂(絆會や池田組の独立)や離脱、六代目側への復帰が相次ぎました。結果として、組織力と結束力を維持し続けた六代目山口組の優位が確定的なものとなっています。