伝説の味じゃがまるくんはなぜ消えた?販売中止の真相と復刻最新情報
「じゃがまるくん」が明治製菓(現・株式会社 明治)から華々しく登場したのは1987年(昭和62年)のことでした。当時、家庭用電子レンジの普及率は急速に上昇しており、チルド(冷蔵)食品や冷凍食品市場は「手軽に短時間で温めて食べられる軽食」の需要が爆発的に高まっていた時代です。
当時のテレビCMでは、リズミカルでコミカルなメロディとともに愛らしいキャラクターが登場。「外はカリッ、中はモチモチ、お肉がジュワッ」というシズル感あふれる映像は、子供から大人まで瞬く間に虜にしました。お菓子でもなく、完全な食事でもない、いわば「おやつスナックと中華まんのハイブリッド」とも呼べる新しいジャンルを開拓したのです。
原材料には北海道産をはじめとする厳選されたじゃがいもが練り込まれ、中身には豚肉、タケノコ、玉ねぎなどをしょうゆベースで味付けした具材が包まれていました。ひと口かじると立ち上る湯気と香ばしさは、部活動帰りの学生や小腹を空かせたビジネスパーソンの胃袋をがっちりと掴みました。