なぜプロも騙される?地面師詐欺の全手口と積水ハウス事件の深層
Q1:地面師に自分の土地を勝手に売られてしまった場合、土地は取り戻せますか?
A1:日本の民法上、無権利者(地面師)から土地を買い取った第三者は、たとえ善意無過失(詐欺だと知らなかった)であっても原則として所有権を取得できません。したがって、真の所有者は登記の抹消を求めて土地を取り戻すことが可能です。ただし、裁判手続きには多大な時間と弁護士費用がかかり、精神的負担も極めて大きくなります。
Q2:ドラマで描かれた地面師の手口は、現実の事件とどこまで同じですか?
A2:配役(キャスト)の選定、パスポートや印鑑証明書の偽造、司法書士の面前での面談シーンなど、基本的な手口は積水ハウス事件をはじめとする実在の事件記録に極めて忠実に基づいています。実際の事件でも、面談で干支や干支にまつわる質問をしてボロが出ないか試す場面が存在しました。
Q3:一般の個人が自宅や実家の土地を守るために今すぐできる対策は何ですか?
A3:第一に、親から相続した土地の「相続登記」を速やかに完了させることです(2026年4月より義務化されています)。第二に、空き家や更地を長期間放置せず、定期的な見回りと草刈りを行い、「管理されている土地」であることを周囲に示すこと、そして登記簿上の住所変更を怠らないことが重要です。