Bts反日疑惑に世界はどう反応した?原爆騒動の真相と現在を追う
Mステ出演見送りの報は、瞬く間に世界中を駆け巡りました。米CNN、英BBC、米ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズといった欧米の有力メディアは、このニュースをエンタメ欄ではなく国際情勢や社会問題の枠組みで速報しました。
海外メディアの報道姿勢は、大きく2つの論点に分かれていました。第一に、1910年から1945年にわたる日本の朝鮮半島統治という歴史的背景を丁寧に解説し、韓国における「解放の象徴」と日本における「唯一の戦争被爆国としてのトラウマ」の衝突であるという構図の提示です。BBCなどは「第二次世界大戦の終結によって日本から解放された韓国のナショナリズムと、数十万人の民間人が犠牲となった原爆投下に対する日本の被害感情が激突した」と冷静に分析しました。
しかし、議論が国際的に深刻化した背景には、もう一つの決定的な要因がありました。過去の雑誌グラビアにおいてリーダーのRM氏がナチス親衛隊(SS)の記章が付いた帽子を着用していた事実や、記念コンサートでナチスの軍服を彷彿とさせる旗や衣装を用いたパフォーマンスを行っていた過去が欧米メディアによって掘り起こされたことです。
これに対し、米国ロサンゼルスに本部を置く有力なユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」のエーブラハム・クーパー副代表が公式声明を発表。「原爆被害者をあざ笑うTシャツの着用やナチス記章の利用は、歴史の記憶を軽視する極めて無神経な行為である」と名指しで強く非難しました。この声明により、問題は「日韓間のローカルな歴史摩擦」から「国際的な人道・人権倫理への抵触」へと次元を変え、アメリカ国内の世論も一気に厳罰姿勢へと傾くことになりました。