マイネームイズは本当に不自然?ネイティブの反応と最新自己紹介の正解
ネット上でまことしやかに囁かれる「マイ ネーム イズは古い英語だからネイティブは使わない」という言説ですが、結論から言えば言語学的な完全な誤りです。米国の教育現場や公的機関、メディアの現場を取材しても、このフレーズが消滅した事実はありません。
では、なぜこれほどまでに「使わない」「違和感がある」と騒がれるようになったのでしょうか。その背景には、日本の英語教科書が長年採用してきた指導順序と、現実の口語コミュニケーションにおける使用頻度のギャップがあります。
中学校の開講初期、文法構造として「所有格(My)+名詞(name)+be動詞(is)」を分かりやすく体系的に教える教材として「My name is」は極めて優れていました。しかし、ネイティブが日常の対面挨拶で交わす表現の約90%以上は「Hi, I'm...」です。学校教育でこの頻度差や状況設定(コンテクスト)を教えきれなかった結果、「教科書通りに話したら相手に怪訝な顔をされた」という学習者の体験談がネット上で増幅され、「使ってはいけない禁忌の英語」という極論へすり替わってしまったのです。