地震で電柱が倒壊する二次災害の真実|無電柱化が進まぬ背景と命の防災
Q1:大地震で自宅の敷地に電柱が倒れて家や車が損壊した場合、電力会社から修理代を全額弁償してもらえますか?
A1:原則として賠償されません。民法第717条の土地工作物責任において、法令で定められた耐震基準を満たして設置・点検されていた場合、大地震による倒壊は「不可抗力(天災)」とみなされ、電力会社側の免責となります。ご自身で加入している火災保険(地震保険特約)や自動車の車両保険で補償を手当てしておく必要があります。
Q2:避難中に切れた電線が衣服や荷物に引っかかってしまった場合、どう外せばいいですか?
A2:絶対に素手で触れてはいけません。万が一身体や荷物に触れた場合は、乾いた木製の棒やプラスチック傘の柄など「電気を通さない絶縁物」を使って慎重に払いのけてください。周囲が雨や水浸しの場合はそれらも電気を通す危険があるため、大声で周囲に助けを求め、救急隊や電力会社の専門員の到着を待つのが最も安全です。
Q3:電柱の地中化が進んでいる地域かどうかは、引っ越し前にどのように調べれば確認できますか?
A3:国土交通省や各自治体の土木部・都市計画課が公開している「無電柱化推進計画」のマップや進捗状況ページで確認できます。また、現地確認の際に道路脇に地上機器(四角いグレーのボックス)が設置されており、上空に張り巡らされた架空線がないエリアは地中化完了地区です。電柱の占用が禁止されている指定緊急輸送道路沿いであるかも重要なチェックポイントになります。