マスクのアルコール消毒再利用は危険?劇的な性能低下と落とし穴
性能低下と並んで深刻なのが、人体へ直接及ぶ健康被害だ。アルコールを吹きかけたマスクを十分に乾燥させずに装着した場合、マスクのアルコール吸入による害が直接的な脅威となる。
気化した高濃度のエタノール蒸気を狭いマスク空間の中で吸い続けると、呼吸器の粘膜が強い刺激を受け、喉の痛みや激しい咳き込み、頭痛やめまいを引き起こすケースが報告されている。特にアルコールに敏感な体質の人や小さな子どもが着用した場合、急性アルコール中毒に似た不調に陥る危険性も否定できない。
また、マスクの内側に残留したアルコール成分が肌に直接接触し続けることで、皮膚のバリア機能が奪われ、重い接触性皮膚炎や肌荒れを誘発する。衛生的に保つための行動が、呼吸器や肌のトラブルを自ら引き起こす引き金になりかねない。