神社属性サーチの真相|生年月日と血液型で導く相性と運気の真実
当取材班は、長年神社神道の調査報道を行ってきた専門家および複数の神社関係者、國學院大學等の研究者へのヒアリングを通じ、繭気属性の根拠と由来の経緯を徹底追跡しました。
歴史的な事実として、伝統的な神社神道や神社本庁の公式教義において、「参拝者の生年月日と血液型で社寺との相性を図る」という教義は存在しません。神道における自然観は八百万の神々を畏敬する多神教であり、人間を五行や仏教の五大(地・水・火・風・空)で機械的に区切り、神との相性を分断する思想は本来の神道体系とは相反するものです。
では、この分類はどこから生まれたのか。調査の結果、パワースポット属性の真相は、2000年代初頭から半ばにかけて巻き起こった空前の「パワースポットブーム」および「スピリチュアルブーム」の過程で、陰陽五行説、密教の五輪塔思想、西洋占星術の四大元素論(火・地・風・水)を独自の解釈でハイブリッド化して創作された民間占術が源流であることが判明しました。
神田明神をはじめとする古社の現役神職らは、取材に対して一様に次のように述べています。
「神道において最も尊ばれるのは『清浄』と『誠の心』です。どなたがお参りになられても、神様が特定の血液型や属性を理由に拒絶したり、祟りを下したりすることは決してございません。相性を気に病んで参拝を恐れる必要は毛頭ありません」