『麗』結末の涙と伏線回収!2026年キャストの現在と続編の真実
本作の悲壮美を決定づけたもう一つの主役が、韓国ドラマ史に残る完成度を誇るオリジナル・サウンドトラック(OST)です。実力派アーティストたちが大挙して参加した楽曲群は、感情の機微を増幅させる役割を完璧に果たしました。
特にオープニングを飾ったChen, Baekhyun, Xiumin (EXO) による「君のために(For You)」は、哀愁を帯びたメロディと爽快なハーモニーでドラマの代名詞となりました。また、LocoとPunchが歌う「Say Yes」は序盤の甘美なロマンスを彩り、Davichiの「あなたを忘れることは」、TAEYEON(少女時代)の「All With You」は、登場人物たちが運命に引き裂かれる瞬間に流れ、視聴者の涙腺を容赦なく刺激しました。
そして、本作を語る上で欠かせないのが、第10皇子ワン・ウンを演じたEXOベッキョンの存在です。本格的な時代劇演技への初挑戦となった彼は、持ち前の愛嬌と明るさで作品序盤の清涼剤としての役割を一心に担いました。だからこそ、第16話で訪れた「ワン・ウンの悲劇」は、全話中屈指のトラウマシーンとして視聴者の心に刻み込まれることになります。
実父である大将軍パク・スギョンの娘スンドクと心を通わせ、真の夫婦となった矢先、謀反の濡れ衣を着せられたウン。逃亡の果てに兵に包囲され、目の前で妻スンドクを失ったウンは、兄であるワン・ソに向かって「兄上の手で逝かせてほしい」と懇願します。かつてソの誕生日に「最も欲しい贈り物は何か」と問われ、「刀」と答えた無邪気な少年が、最期にその刀で命を絶たれるという残酷な伏線回収。このシーンにおけるベッキョンの迫真の演技は、アイドル俳優への偏見を完全に打ち砕く決定打となりました。