板チョコ1枚は何グラム?大手3社の最新比較と軽くなった真相
板チョコの減量は、単なる家計の損得にとどまらず、手作りお菓子の現場に予期せぬトラブルを頻発させている。SNSや料理相談コミュニティでは、毎年のバレンタインシーズンになると以下のような悲鳴が後を絶たない。
「レシピ本通りに作ったのに、生チョコが油っぽく分離して固まらない」
「ガトーショコラがボソボソして、しっとり濃厚に仕上がらない」
こうしたトラブルの主たる原因は、参照しているレシピが想定している「板チョコ1枚のグラム数」と手元の板チョコの実重量の乖離にある。10年以上前に出版された料理本や、インターネット初期に投稿された人気レシピでは、「板チョコ1枚=60g〜65g」を前提に配合が組み立てられている場合が極めて多い。
例えば、板チョコ2枚に対して生クリーム100mlを加える生チョコレシピを想定してみよう。旧来の想定であれば「65g×2枚=130g」のチョコに対して生クリーム100mlという絶妙な乳化バランスが保たれていた。しかし、現行の50g板チョコを2枚(計100g)でそのまま投入してしまうと、チョコレート分に対して生クリーム(水分・乳脂肪)が過多となり、冷やしても固まらない緩いクリーム状のまま仕上がってしまう。
また、端数調整で役立つ「1かけら」の重量も把握しておきたい。明治ミルクチョコレートは26ブロックに区切られており1かけあたり約1.92g、ロッテガーナは24ブロックで1かけあたり約2.08gである。およそ「1ブロック=約2g」と覚えておくと、細かな分量調整で重宝する。