熊の寄生虫の真実!冷凍で死なぬ旋毛虫と白い紐の危険性を徹底解剖
過去に日本国内で報じられたクマ肉寄生虫の症例ニュースを振り返ると、油断と無知が招いた深刻な健康被害の輪郭が浮き彫りになります。
茨城県水戸市で発生した集団旋毛虫食中毒事件では、親族や知人に振る舞われた熊鍋が原因となりました。「肉の赤みが残る程度のしゃぶしゃぶ風」で口にした参加者十数名が、約3週間から1か月後に相次いで発熱と激しい筋肉痛を発症。入院を余儀なくされた患者の手記には、次のような生々しい苦悶が記されていました。
「最初は風邪をこじらせた程度だと思っていた。ところが日に日に手足が鉛のように重くなり、布団から自力で起き上がることすらできなくなった。まぶたが腫れ上がって視界が塞がり、呼吸するたびに胸の筋肉が引き裂かれるように痛んだ。医師に熊肉を食べたと告げるまで、誰も病因を突き止められなかった」
現場の感染症内科医は、診断の難しさを次のように吐露します。「通常の食中毒であれば食後24〜48時間で激しい下痢や嘔吐が出るため、患者側も食べたものを覚えています。しかし旋毛虫は数週間後に全身症状が出るため、患者の頭から『熊肉』の記憶が抜け落ちているケースが非常に多い。カルテの問診で『野生動物の肉を食べたか』を執拗に掘り下げない限り、膠原病や原因不明の筋炎と誤認され、適切な抗寄生虫薬(アルベンダゾール等)の投与が遅れる危険性があります」。
ネット上の掲示板や知恵袋でも、「知り合いから熊肉を貰ったが、すき焼きでピンク色のまま食べてしまった。後から寄生虫のことを知って震えている」といった相談が後を絶ちません。正しい知識を持たないまま野生肉を譲受することが、いかに危険な博打であるかを物語っています。