2000年代プリクラ機種の歴史と名機一覧!盛れる進化と現在

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1995年に登場した元祖『プリント倶楽部』のブームを受け、2000年代に入るとプリクラは「撮影して楽しむ」段階から「劇的に盛って自己演出する」メディアへと急速な進化を遂げました。その中心で市場を牽引したのが、独創的な画像処理技術を誇ったメイクソフトウェアや、後発からシェアを拡大したフリュー(旧オムロン系)などの有力メーカーです。

2000年代初頭のトレンドを決定づけたのが、2001年登場の『白肌美人』(メイクソフトウェア)でした。当時のコギャル文化におけるガングロブームが落ち着きを見せ、浜崎あゆみさんのブレイクとともに「美白・透明感」が新たな美の基準となった時代背景を的確に捉え、白飛びギリギリの強力ストロボと美肌フィルターで爆発的な支持を獲得しました。

さらに2000年代半ばには、和風の世界観と繊細な色調補正で一世を風靡した『花鳥風月』(2003年)や、甘辛ミックスのガーリーな盛りを実現した『姫流(ひめる)』(2004年)など、世界観を前面に押し出した名機が続々と登場します。当時の女子高校生の手記やインタビュー記録によると、「機種ごとに盛れる顔の系統が全く違ったため、友達と放課後の気分に合わせてハシゴ撮影していた」という証言が多く残されています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。