妊婦のチーズフォンデュは大丈夫?ワインとリステリア菌の真相
Q1:妊娠初期に知らずに外食のチーズフォンデュを食べてしまいました。胎児への影響はありますか?
A1:過度にパニックになる必要はありません。外食のチーズフォンデュであっても、日常的な国内流通においてリステリア菌に汚染されている確率は極めて低く、一度の食事に含まれるアルコール量も胎児性アルコール症候群を直ちに引き起こす水準には達していないことが大半です。無理に吐き出したりせず、今後3〜4週間程度は発熱や風邪に似た体調不良が出ないか様子を見守ってください。万が一高熱などが出た場合は、受診時に医師へフォンデュを食べた旨を伝えてください。
Q2:市販のチーズフォンデュの素は電子レンジ加熱だけでも安全ですか?
A2:基本的には安全です。市販のパウチタイプの商品は製造ラインで高熱高圧の殺菌処理が完了しているため、未開封の時点でリステリア菌などの危険菌は存在しません。ただし、加熱ムラがあると本来のとろみが出にくかったり、製品によっては添加された微量の洋酒が飛びきらないことがあるため、パッケージ記載の規定通りに全体がしっかり熱くなるまで加熱して召し上がってください。
Q3:ピザやグラタンに載っているチーズと、チーズフォンデュの安全性に違いはありますか?
A3:オーブンで焼き色がつくまで200℃以上の高温で焼き上げるピザやグラタンは、チーズの内部温度も確実に75℃以上に達するため、リステリア菌の観点では極めて安全です。また、ピザやグラタンには通常白ワインは使われません。一方、チーズフォンデュは「卓上で弱火保温されることによる加熱不足リスク」と「白ワインのアルコール残存リスク」という2つの不確定要素が加わる点が決定的な違いです。