12誘導心電図の貼り方と読み方完全攻略!見落としを防ぐ電極位置と手順
迅速かつノイズのない心電図を記録するためには、解剖学的な正確さに加え、患者への適切な看護アプローチが求められます。
心電図装着時の看護手順における必須チェック項目は以下の通りです。
- 患者への説明と同意・環境整備:「痛みのない検査であること」「数分間身体を動かさずに安静を保つこと」を伝えます。肌の露出を最小限にし、室温を適切に保ち寒さによるシバリング(筋電図ノイズ)を防ぎます。
- 皮膚の清拭と前処理:汗や皮脂、アルコール消毒後の乾燥不十分は接触抵抗を高め、基線の揺れ(ドリフト)を生じさせます。必要に応じてアルコール綿や電極接触用ペーストを用い、皮膚を清潔かつ乾燥した状態にします。
- 体位の保持:原則は仰臥位(あお向け)です。起座呼吸の心不全患者などで仰臥位が取れない場合は、ファーラー位(半坐位)で記録し、その旨を検査紙に明記します。
- 装着部位の特殊ケースへの対応:四肢の切断や重度の火傷、ギプス装着がある場合は、体幹に近い近位部(肩関節付近や大腿部)に左右対称に装着します。