Luna Sea Ryuichiの現在地|声帯手術の真相と進化する歌唱力
RYUICHIの音楽人生において、2019年から2026年にかけての期間はまさに「声と生命の危機」に向き合う激動の歳月でした。最初の試練となったのは、2019年1月に公表された肺腺がんの手術です。人間ドックでの早期発見により、患部を切除する腹腔鏡手術は無事に成功。肺活量の低下が懸念されたものの、驚異的な回復力を見せてわずか数ヶ月でステージへ舞い戻り、ファンを安堵させました。
しかし、次に彼を襲ったのがボーカリストにとって最大の恐怖である「喉の異変」でした。長年にわたる過酷なシャウトやツアーの負荷が重なり、声帯に静脈瘤(微小血管病変)が発生。思うような発声ができなくなる限界に達したため、2026年2月の全国ツアー最終公演をもって一時活動を休止し、声帯の手術を決断するに至ったのです。
喉の手術は、声質が不可逆的に変わってしまうリスクを常に孕んでいます。それでもRYUICHIは「もう一度、LUNA SEAのRYUICHIとして完璧なシャウトを響かせる」という固い覚悟でリハビリを敢行。半年間の沈黙を経て、2026年8月の日本武道館公演『復活祭』にて奇跡的なLUNA SEAの再始動を果たしました。そのステージで響き渡った力強い第一声は、音楽関係者やオーディエンスに計り知れない衝撃と感動を与えました。