Itパスポート勉強時間は100時間不要?初学者最短2週間合格の真相

Itパスポート勉強時間は100時間不要?初学者最短2週間合格の真相に関するポイントを詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

受験者の前提知識によって、学習に必要なリソースは明確に分岐します。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表する統計資料と、近年の受験者ヒアリングから導き出した「属性別の実質必要時間と学習負荷」を以下の表にまとめました。

受験者属性目安学習時間体感難易度と主な障壁編集部の推奨アプローチ文系完全初学者
(学生・未経験者)40〜60時間
(1日1.5hで約1ヶ月)中程度。
英字3文字略語(API、SaaS等)やテクノロジ系の基礎概念に拒絶反応が出やすい。図解豊富な入門書を3日で流し読みし、早期にアウトプット演習へ移行して用語慣れを狙う。非IT系の社会人
(営業・事務・販売等)25〜40時間
(1日1hで約3〜4週間)やや易しい。
ストラテジ(企業活動・法務)やマネジメント系は業務感覚で解けるため有利。得意分野の解説はスキップし、弱点になりがちなハードウェアや基盤技術に時間を集中投下する。IT関連業務従事者
・情報系専攻者10〜20時間
(最短1〜2週間)易しい。
技術用語は既知のため、知財法や財務諸表などの経営知識の穴埋めが中心。過去問を1〜2年分通しで解き、失点した法務や会計分野のみをピンポイントで補強する。

IPAが発表するITパスポート合格率と難易度推移を振り返ると、近年はおおむね50%前後で推移しています。2人に1人が合格する計算ですが、社会人の合格率が約55%前後であるのに対し、高校生や専門学校生などの非社会人層は35〜40%程度に留まる傾向が続いています。

この差はITリテラシーの優劣ではなく、試験の3割以上を占める「ストラテジ系(経営全般・法務・財務)」の理解度に起因します。日頃から見積書やコンプライアンス規程、稟議制度に触れている社会人は、勉強せずとも一定の正答率を叩き出せます。一方で、ITパスポート文系未経験の難易度が高いと感じる学生や未経験者は、技術分野だけでなくビジネスの基本構造そのものを新たにインプットしなければならない点に根本的な要因があります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。