Itパスポート勉強時間は100時間不要?初学者最短2週間合格の真相
受験者の前提知識によって、学習に必要なリソースは明確に分岐します。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表する統計資料と、近年の受験者ヒアリングから導き出した「属性別の実質必要時間と学習負荷」を以下の表にまとめました。
IPAが発表するITパスポート合格率と難易度推移を振り返ると、近年はおおむね50%前後で推移しています。2人に1人が合格する計算ですが、社会人の合格率が約55%前後であるのに対し、高校生や専門学校生などの非社会人層は35〜40%程度に留まる傾向が続いています。
この差はITリテラシーの優劣ではなく、試験の3割以上を占める「ストラテジ系(経営全般・法務・財務)」の理解度に起因します。日頃から見積書やコンプライアンス規程、稟議制度に触れている社会人は、勉強せずとも一定の正答率を叩き出せます。一方で、ITパスポート文系未経験の難易度が高いと感じる学生や未経験者は、技術分野だけでなくビジネスの基本構造そのものを新たにインプットしなければならない点に根本的な要因があります。