混沌と超近代が激突する2026年——メガシティの地殻変動で日本人が目撃する「圧倒的熱量」の正体

混沌と超近代が激突する2026年——メガシティの地殻変動で日本人が目撃する「圧倒的熱量」の正体に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

「東南アジアだから何でも100円で飲み食いできる」という感覚で2026年のマニラに降り立つ日本人は、到着したその日に打ちのめされることになる。止まらないペソ高と、現地で急速に膨張する中間層・富裕層の購買力によって、物価の風景は一変した。

ロックウェルやグリーンベルトといった富裕層向けモールに足を運べば、1杯800円相当のスペシャリティコーヒーを片手にMacBookを開く現地の若者たちで溢れかえっている。有名シェフが手掛けるモダン・フィリピン料理のファインダイニングでは、1人当たりの客単価が2万円を超えるコースでも数週間先まで予約が埋まる。

長らくデフレマインドに浸かってきた日本の旅行者にとって、この価格設定は痛烈だ。しかし同時に、そこには右肩上がりの経済が持つ生々しい熱狂が息づいている。金を稼ぎ、それをためらわずに使い、街を前進させる。そんな剥き出しの資本主義の息吹を肌で感じられる場所は、いまのアジアでもそう多くはない。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。