東新宿のガチ中華!山西亭が誇る黒酢刀削麺と秘密の裏メニュー
広大な中国において、山西省は「面食之郷(麺料理の故郷)」として知られる。日本の中華料理業界で長らく親しまれてきた広東の点心や四川の麻辣とは一線を画し、この地の主役はどこまでも小麦粉、雑穀、そして数百年以上の歴史を誇る老陳酢(熟成黒酢)だ。
山西省郷土料理の最大の特徴は、酢を単なる調味料ではなく「味の骨格」として扱う点にある。長期熟成された黒酢は、刺すような角がなく、深いコクと燻製のような香ばしい余韻を湛えている。脂っこさを鮮やかに断ち切り、素材本来の旨味を何倍にも増幅させるその味わいは、一度ハマると抜け出せない中毒性を秘めている。