飛鳥坐神社おんだ祭2026徹底解剖!奇祭の真相と混雑・子宝の御利益
夫婦和合の神事が終わると、天狗はお多福の身体を拭ったとされる薄紙を丸め、舞台の上から群衆に向かって豪快に撒き散らします。これこそが、参拝者が血眼になって奪い合う「ふくの紙」です。
「ふくの紙」という名称には、身体の汚れを「拭く紙」という現実的な意味と、福をもたらす「福の紙」という重層的な言霊が込められています。この紙を持ち帰り、寝室に祀ったり敷布団の下に敷いて寝たりすると、子宝に恵まれると固く信じられています。また、女性の婦人病除けや老後の下の病気(粗相)を防ぐ霊験あらたかな護符としても尊ばれてきました。
ここで多くの人が誤解している盲点があります。「激しい争奪戦に勝って空中でキャッチしなければご利益がない」と思い込んでいる参拝者が少なくありません。しかし神社の関係者によると、舞台から撒かれるふくの紙を直接掴めなかった場合でも、社務所にて御祈祷済みの授与品として頒布されているお札やお守りを受けることで、同等の御神徳を授かることができます。群衆の押し合いに巻き込まれて怪我をしては本末転倒です。