進撃の巨人エルヴィンの壮絶な最期と白夜の選択|リヴァイが下した真意
エルヴィンの指揮官としての真骨頂は、絶望的な戦況において即座に最善の手を打ち、自らをも駒として盤上に置く冷徹さにありました。その象徴的なエピソードが、エレン奪還作戦におけるエルヴィンの右腕喪失の瞬間です。巨人に右腕を喰われながらも、彼は叫び続けました。
「すすめぇぇぇ! エレンはすぐそこだ! すすめぇぇぇ!」
自身の負傷など目もくれず、任務達成のためだけに兵士を前進させたこの姿は、味方に畏怖と絶対的な士気をもたらしました。そして彼の統率力が極限に達したのが、シガンシナ区奪還作戦における獣の巨人への突撃です。
ジーク(獣の巨人)による投石で調査兵団が壊滅状態に追い込まれる中、エルヴィンは新兵たちを率いて正面から陽動突撃を敢行。自ら先頭に立って投石の的となり、リヴァイが死角から奇襲を仕掛けるための活路を開きました。この特攻によってエルヴィンは腹部に致命傷を負い、これが直接的な死亡理由へとつながっていきます。