緑の単眼怪物の知られざる裏設定!マイクが愛される本当の理由
キャラクターに血肉を通わせた声の存在を抜きにして、マイクの魅力は語れない。原語版で声を務めた名優ビリー・クリスタルは、即興劇のスキルを惜しみなく注ぎ込み、台本にない膨大なアドリブを連発して現場を沸かせた。相棒役のジョン・グッドマンと同じブースで掛け合いを収録する異例の手法が、あの阿吽の呼吸を生み出した。
日本語吹き替え版におけるキャスティングの妙も見逃せない。ウォルト・ディズニー・カンパニーが白羽の矢を立てたのは、爆笑問題の田中裕二だった。本職の声優ではない芸人の起用には当時懐疑的な声もあったが、蓋を開ければ完璧だった。早口で神経質、それでいて情に厚いマイクのパーソナリティを完璧にトレースした名演は、吹き替え史に残る金字塔として今も高く評価されている。