【大腸ポリープは食事で消えるのか?医師が認めた食材と避けるべき食品の境界線】

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ポリープ対策を語る上で、何を食べるかと同じくらい重要なのが「何を減らすか」だ。ここでは遠慮なく断言する。大腸ポリープおよび大腸がんのリスクを高める最大の食事因子は、赤身肉と加工肉の過剰摂取、そしてアルコールである。

世界保健機関(WHO)のがん専門組織である国際がん研究機関(IARC)は2015年、加工肉を「グループ1(ヒトに対して発がん性がある)」、赤身肉を「グループ2A(おそらく発がん性がある)」に分類した。この評価は2026年現在も変わっていない。具体的には、加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)を毎日50g摂取するごとに大腸がんリスクが約18%上昇するという数値が示されている。日本の食卓でおなじみのウインナー3本がおよそ50gに相当する。毎朝の食卓に並ぶ習慣があるなら、それは即座に見直すべきだ。

アルコールについては、エタノールの代謝産物であるアセトアルデヒドがDNAを損傷し、大腸粘膜の細胞増殖を促進する。日本では「お酒は百薬の長」という迷信がいまだ根強いが、大腸ポリープ予防の観点では1日平均純アルコール換算で20g(ビール中瓶1本、日本酒1合程度)でもリスクが上昇し始めるというデータがある。特に、飲酒後に顔が赤くなる体質(ALDH2活性低下型)の人は、アセトアルデヒドの分解が遅く、少量でも大腸がんリスクが顕著に高まることが日本人対象の研究で示されている。ポリープ切除後の再発防止を考えるなら、アルコールは控えるのではなく「やめる」選択肢を真剣に検討すべきフェーズに来ている。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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