「いかのおすし」本当の意味と実践法!子どもの命を守る新防犯
体験型防犯教育の第一人者である清永奈穂氏は、長年にわたり児童安全・危機管理の現場を見つめ続けてきた。同氏が提唱するのは、恐怖を植え付ける教育ではなく、子ども自らが危険な空間を察知する「安全基礎体力」の育成だ。
犯罪が起きやすい場所には明確な共通項が存在する。「入りやすく、見えにくい場所」――高い塀に囲まれた空き地、手入れされていない街路樹が視界を遮る路地、人通りの途絶える高架下。清永氏は、子どもたちに街の風景を観察させ、「ここは周りから見えているかな?」と問いかけるフィールドワークの有効性を説く。
身体を使った「間合い」の体得も欠かせない。大人が手を伸ばしても届かない距離感を、腕を広げて体感させるワークショップは各地で高い評価を得ている。言葉の暗記から、五感を使った空間認識へ。防犯のパラダイムシフトが、今まさに求められている。