豚肉のコンフィ極上レシピ!炊飯器や低温調理で名店の味を再現する技
豚肉のコンフィ作りにおいて、肉がパサつく最大の原因は高温加熱によるタンパク質の急激な凝固と水分の流出です。豚肉の筋繊維に含まれるタンパク質は60℃付近から凝固を始め、68℃を超えると水分を一気に吐き出して硬化します。そのため、肉汁を閉じ込めてしっとり仕上げるための黄金温度帯は63℃〜65℃に設定するのが鉄則です。
BONIQ(ボニーク)などの低温調理器を使用する場合、オリーブオイルやラードとともに耐熱ジッパーバッグへ入れた豚肉を湯煎にかけます。ブロック肉の厚み(約3〜5cm)に応じて、63℃で3時間30分〜4時間、あるいは65℃で3時間の加熱を行うことで、食品衛生上の殺菌基準(芯温63℃で30分間以上と同等の加熱)を完全にクリアしながら、繊維がほどけるような柔らかさに到達します。
湯煎を行う際は、耐熱袋内の空気を水圧利用でしっかりと抜いて真空に近い状態を作ることが不可欠です。肉全体に均一に熱が伝わり、オイルの浸透圧と相まって極上の保水性を維持したまま火入れが完了します。