ホテル駐車場の無料と有料の差は?満車や高さ制限の落とし穴と料金相場を徹底解説
近年の自動車市場では、軽ハイトワゴン(N-BOX、タントなど)やミニバン(アルファード、セレナなど)、SUV(RAV4、ハリアーなど)といった全高の高い車両が主流を占めています。しかし、都市部のホテルに多く設置されている機械式立体駐車場(エレベータータワー型・パレット昇降型)は、セダンが全盛だった時代に設計された設備が今なお多数稼働しています。
機械式駐車場における代表的な制限規格には、以下の2パターンがあります。
- 普通車・セダン用パレット:全高1,550mm以下
- ハイルーフ車用パレット:全高1,850mm〜2,000mm以下
軽自動車であってもハイトワゴンは全高が1,700mmを超えているため、「軽だからどこでも停められるだろう」と思い込んで入庫しようとすると、普通車パレットには物理的に進入できません。また、ホテル側が「ハイルーフ対応可能」と謳っていても、タワー内に確保されているハイルーフ用パレットの枠数は全体の2〜3割程度に限られているケースが少なくありません。普通車枠が空いていても、ハイルーフ枠だけが先に満車になり、結果として入庫を断られる事例が多発しています。
さらに見落としがちなのが、「全幅1,850mm制限」や「車両重量2,000kg(2.0t)制限」、および「最低地上高制限(150mm以上)」です。大型ミニバンやバッテリー重量の重い電気自動車(EV)、外車などは、車高をクリアしていてもパレットの耐荷重オーバーやタイヤ幅オーバーによって入庫を拒否されるケースがあります。ルーフキャリアやルーフボックスを装着している車両も、センサーが反応してゲートが開かない原因となります。